ハロー、@seto_hi です。
「チームで育てるAndroidアプリ設計」を読んだので感想です。
この気にはPR記事です。*1
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— setoh (@seto_hi) 2020年9月7日
アフィリンクも置いておきます。みなさんもう買ったと思いますが。
https://peaks.cc/BBA7C06D/architecture_with_team
はじめに
筆者の釘宮さんも横幕さんも仕事で接点がありネット上でもよく絡んでいるので、この本の発売はとても楽しみにしていました。
釘宮さんは自分がDMMに入社するきっかけになった人で、釘宮さんがどんな風に仕事をしてどんなことを考えているかを知りたくてずっと観察していました。この本を読めば入社しなくてもその一部がわかるのはちょっとずるいなと思っています。この本はお得です。
横幕さんはmixi在籍時にノハナのAndroidアプリをゼロから作った人なので、自分の1回目のノハナ入社時にはモダンなAndroidアプリの勉強として非常に参考にさせていただきました。(だいぶKotlin化したのですが、まだ横幕さんのコード残ってます)
本の内容
釘宮さんの章
釘宮さんがDMMでやっていたことの一部が具体的な情報付きで文章化された、という印象です。新規事業や横断的な仕事をやる前にはこの本を読んでおきたいです。いやなんで自分が横断的な仕事をする前にこの本がなかったのか、もっと早く書いて欲しかった。*2
アーキテクチャの話を通して、チーム全体で決めると良いことが書かれてあり、チームで輪読会をするとチームのレベルが数段上がりそうだなと感じました。というかチーム全員が読まないと効果が薄くなりそうです。
2~4章はTech Leadなどのポジションの人が考えること・意識して行動することが文章化されていて身に染みる内容です。
メンバーレベルの人でもTech Leadなどの考えることを知れて視座が上がると思いますし、実装のアンチパターンなども載っているので得るものがある内容なのかなと思います。
横幕さんの章
横幕さんが大規模なアプリ開発で得た知見を知ることができ、自分の想像を超えた世界とそれに技術や仕組みで対抗する内容でとても勉強になりました。
5~7章は雑に流し読みしてしまうとアプリエンジニアが多い会社以外には関係のないように見える内容かもしれませんが、将来的な増員を考えるとどの会社にも当てはまる話かなと思います。書籍内で書かれているような仕組みを知った状態と知らない状態ではドキュメントの充実度なども大きく変わってくるのではないかと思います。
実装については自分の能力不足で正直1度読んだだけでは理解にまで落とし込めませんでした。穴が空くくらいまで読み込んでいきたいと思います。
さいごに
この本の全体の内容を見返すと、チーム全員で輪読会をして、それを元にチームをより良い状態に持っていくのに使える本だと感じました。チームで育てる本ですし。
知見がありすぎて1度読むだけでは脳から溢れてしまうくらいの密度なので、GW中に繰り返し読んで情報を得られるだけ得ていこうと思っています。
以上!